レッスンを受けてきました。
ずっと弾いているクライスラー=ラフマニノフの「愛の悲しみ」を引っ提げて。
今日一番の収穫、新しい気づきはタイトルにしました単音についてです。
98小節め、アウフタクトにあたるE(ミ)、何も考えずに弾くのではなくて和声を考えて弾くこと。
わあ、私何も考えてなかった!
楽譜上ミと書かれていたら、それ以上でもそれ以下でもない、ただミだけを何気なく弾いていました。
何の和音が当てはまる?と訊かれ、
次の小節のa moll(イ短調)の主和音から導き出して属七の和音のミ♯ソシレと答えることができたけど
言われるまで和声を感じて弾いてなかったなあと思いました。
背景にある和声をわかって弾くとストンとこのミが決まります。
無意識に弾くと単なるミになっちゃって、、あ!今考えずに弾いてた!というのがその違いが自分でもわかってビックリしました。
その大きな気づきの感嘆を、先生は
同じミを弾いてもわかる人には(和声を感じて弾いているか弾いていないかが)わかるよとおっしゃいました。
すごいなあ、先生には何でもお見通しなんだなあ、、
先生の前で単音を弾くのが怖いですよ、、
それは冗談ですが
あらためて理論的なことの大切さがわかりました。
リストも沢山編曲もの書いているけど和声は原曲を尊重していました。
ラフマニノフのこれは原曲の和声を変えてジャジーな編曲になっています。
リストとラフマニノフの生誕の年の差は60年くらい。
それが時代の進化なのでしょう。
面白いです。これだからレッスンはやめられないんだなあ。