tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

椎原崇「うまくいったやり方から捨てなさい」

今日は本の紹介です。1年くらい前に読みました。 最近、急に印象的な言葉のフレーズが思い出され、この言葉、何で読んだんだっけ、と調べたら、この本から得たものでした。その印象的なフレーズとは 「嫌だはNO、怖いはGO」です。なんとなく、毎日が同じこと…

生徒さんOBの活躍

私は、学生時代からピアノレスナーを始めたので、 駆け出しの頃、指導していた生徒さんは、今では、立派な社会人になり、第一線でバリバリ働いています。中には、今でもお付き合いがある方もいて、頑張っている近況などが耳に入ってくることがあります。先日…

睡眠、余白時間を味方につけよう

人間の記憶には長期記憶と短期記憶があるのは、ご存知のことかと思います。長期記憶の中でも、さらに陳述記憶と手続き記憶があります。陳述記憶は知識や体験など言葉にできるもの、 手続き記憶は自転車の乗り方や水泳などが当てはまります。楽器演奏も手続き…

どうでもいいこだわり

スミマセン、最初っからお断りをいれておきます。今日の記事、だからどうなん?って感じです。 それでもよろしければお読みください。ピアノを弾くにおいてピアニストさんは各々こだわりがあると思います。まず、譜面台。 ステージでなく、家で弾くとき。 グ…

同一曲を勉強し直す

私にとって、ショパンのバラード第3番op.47は特別です。 何度も勉強しました。その度、違う発見、学びがあり、自分の年齢によっても演奏が変わってきます。一番最初は大学受験の課題曲として弾きました。 でも、本命だった、そこは落ちてしまったので、長ら…

PTAコーラス本番終了

昨日、以前の記事「アレンジの宿題」で、話題にしていた中学文化祭でのPTAコーラスの伴奏、無事務め終えました。体育館のステージという狭い空間のせいで ピアノが袖近く奥まった位置でしたので、 指揮者が見えづらく、 また、手書きの読みづらい楽譜を見て…

知りたい気持ち、学びたい気持ちを引き出したい

ある日のレッスンにて。 ベートーヴェンのエコセーズを指導していました。最後まで弾けるようになったから、次は曲想をつける宿題を、と楽語を説明していました。 生徒さんの楽譜は冒頭、ドイツ語で書かれていました。私の持っている楽譜はアレグロとありま…

ボディパーカッションのこと

ボディパーカッション、 読んで字のごとく、体を楽器にして、叩いて音出して、楽しんじゃおうってことです。私に、この存在を教えてくれたのは、 私にリトミックを学ぶきっかけをくれた女性。 私よりひとまわりも若い行動力のあるパワフルな方です。彼女とは…

モーツァルト「きらきら星変奏曲K.265」

1778年にパリで作曲されました。 「“ああ!お母さん聞いて”による12の変奏曲」が正式名です。変奏曲とは、最初に主題があって、それを少しずつ装飾を施しながら、変奏していくスタイルの楽曲です。 モーツァルトの時代は、テーマと変奏が、和声的にもほとん…

コンクール近し

生徒さんのコンクールが近くなっています。 補講をしたり、弾き合い会を設けたり、いつもより密にレッスンをしています。どんなに準備しても、本番は何が起きるかわかりません。 ここのところ調子いいな、とか、この分だと賞を貰えそうだな、とかいう慢心は…

ツェルニー30番より「15番」

ツェルニーの練習曲集の中でも30番練習曲は、そんな苦労することはないと思います。 バイエルのように急激に難易度が上がるとか、ナニ!?この意地悪ないやらしさ!ってのが少ないように思います。でもね、15番は、手強いんです。 大人の手でも完全なレガー…

アイデア拝借

私が小学生のとき、アニメ以外で初めて買ってもらったレコードは、 カラヤン指揮のベートーヴェンの交響曲第5番「運命」とシューベルトの未完成交響曲のカップリングのレコードでした。妹にもレコード買ってあげて、と、まだ音楽のこと良くわからない、小さ…

パブロ・カザルスの言葉のギフト

なんだか近年、とかく生きにくくなって、日本の将来、子どもたちの住み良い未来をいつも心配しています。パブロ・カザルス(チェロの神様ともよばれる)の言葉を借りて、元気のない子どもたち若者たちへメッセージを贈りたいと思います。(カザルスの言葉よ…

ドレスよもやま話

今でこそインターネットが発達し、遠くのお店まで行かなくても、探し回らなくても、希望のドレスが手に入ります。私が初めてロングドレスを着た頃、ドレスは高価だわ、サイズもあまりなく、お店も少ない、シルバーのパンプスだって、どこで手にいれるのやら…

超難曲

今日は、バラキレフの「東洋風幻想曲“イスラメイ”」を紹介したいと思います。 言わずと知れた超難曲ですね。 楽譜見ただけで軽く目眩が・・・音符に酔って気持ち悪くなりそうです(バラキレフさん、すみません)。とか言っちゃって、ちゃっかり楽譜持ってい…

ぴあのどりーむ5より「エチュード」

エチュードとは練習曲のこと、 ここではペダルの踏みかえを主なテーマとして学びます。ペダルのタイミングって慣れないと難しいです。 ワンポイント的に使うのならまだしも、継続的に踏み続けるには濁らないコツが要ります。鍵盤を押すと同時に踏まない。ち…

素敵なプレゼント

昨日は、センチュリー室内管弦楽団の第50回の記念演奏会に行ってきました。この演奏会に行くことになったいきさつ、とても素敵なんです。妹によると、 妹の家に突然、ピンポーンと来客、扉を開けてみれば知らないお方、どうやらご近所さんらしいです。「時々…

シール活用術

ピアノの先生とは切っても切れない間柄、意外なところで、シールなんです。リトミックや小さい幼児さんを多く対象としている教室では、出席シールとして毎回貼れるところもありますね。うちはシール貼る時間ももったいなくて、毎回の出席シールは設けていま…

大人な曲

今日はプーランクの即興曲第15番「エディットピアフを讃えて」をご紹介したいと思います。私は、牛田智大くんのコンサートのアンコールで聴いて、楽譜を買い求めた経緯があります。プーランクはフランスの作曲家で、シャンソン歌手エディットピアフの歌を愛…

ブランクの怖さと復帰の曲 2

(前回のつづき)当時、私は幼稚園の保護者の会の役員(PTAのようなもの)をしていました。役員さんは、行事のたびにお手伝いとしてイベントに参加します。クリスマス会では出し物として、ミュージックベルを役員みんなで演奏しました。 そのピアノ伴奏が、…

ブランクの怖さと復帰の曲

女の人はどうしても、一度築いた実績やキャリアを、 出産、育児のために諦めなければいけない、というハンデがあります。私も、第1子のときは、実家の支援を得て、なんとか出産後1ヶ月半でレッスン復帰しました。時には抱っこやおんぶしながらのレッスンでし…

ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番“皇帝”」

私が学んだ音大では3年次にコンサート形式の試験がありました。 そこで先生の第2ピアノでコンチェルトを弾く、なんて機会があります。もちろんソロでも良いです。協調性のない私は、また自分の暗譜力に信用がない私は、自由度の高いソロを選びました。その時…

本番前にお願い

発表会、コンクール、試験など、本番当日の朝、お父さんお母さんにお願いしたいことがあります。「ポジティブ言葉をかけてあげてください」本番当日の朝、家で弾いてみたらイマイチの出来だった、なんてとき、親御さんとしては、多分いろいろ言いたくなると…

曲がかぶったとき

コンクールや試験はともかく、発表会やコンサートで他の人と曲がかぶってしまったとき、 あまりいい気持ちしませんよね。自身の経験から、発表会では曲が同じにならないように、曲決めをします。 他の先生と合同の発表会なんて、とても気を使います。やっぱ…

シューマン「森の情景op.82より“寂しい花”」

昨日の記事に関連しまして今日もお花にまつわる曲です。 この曲も大好き、っていうか、この曲集すべて好き。シューマンは大曲よりも、小曲を細々集めた小曲集のが実は優れているような気がします。 なんていうと、評論家に怒られるでしょうか(汗)、あくま…

ブルクミュラー「やさしい花」

私はこの曲大好きなんです。 やさしい花ってなんの花のことかなあと想像を膨らませるだけで豊かな気持ちになります。 お花の嫌いな女性っていませんからね。私個人としては、花屋さんで買う豪華なお洒落な花ではなく、野に咲く可憐な花のイメージ。 イヌノフ…

演奏会必需品

今日は演奏会にあたり、私が持っていくものをリストアップしてみました。〈自分が出演する場合〉衣装、靴、アクセサリーはもちろんですが、寒い時期はカイロ、はおりもの、手袋は必須です。あと、盲点はウエットティッシュ(もしくはおしぼり)。 子どもの頃…

学芸会の伴奏オーディション 2

2回目の伴奏オーディションの波(?)が来ています。学区によってタイミングが違ったりするので、あれから、あらたに4人申し出がありました。例のごとく、オーディション本番までの日数は短いので、レッスン日だけでは間に合わないため、補講に頑張って来て…

ラフマニノフ「プレリュードop.32―12」

私の初ラフマニノフはこの曲でした。 高校生のとき、某コンペティションの課題曲で弾きました。うちはクラシックが流れる家庭ではなかったので、ラフマニノフという作曲家、知識では知っていたけど、どんな曲調なのか知りませんでした。近現代の曲って苦手意…

エピソード「ピンチだったことinコンクール」

昔はコンクールって本当少なくて こんな私でも、某新聞社の学生コンクールを受けていました。小6のときのコンクールにて。 予選での演奏順は、当日にくじ引きで決まります。 裏を向いている数字の書いたカードを引くってとき、何も知らない私は一番上のカー…