tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

久々の弾きこみ

今日は恒例の某大学のベーゼンドルファーの弾きこみに行っていました。ピアノは使わないと悪くなるので、音楽系大学でなく普段使われないピアノゆえ、無償で弾きに行かせていただいています。

 

記録を見ると、私が弾きに行くのは3ヶ月ぶりでした。その間、体調崩したりいろんなことがあったから実に久しぶりです。腰を据えてピアノを練習するのも久しぶり。家で隙間時間にちょこちょこ弾いてはいましたが、ここのピアノ庫は集中できるので良いです。バッハ平均律2巻3番を1時間、ドビュッシー水の反映を1時間練習しました。

 

譜読みを終えある程度弾けるようになると、音を読むのに必死にならなくてすむことから、弾きながら瞑想状態というか思考の整理が頭の中で行われます。これ、ピアノ弾く人のあるあるだと密かに思うんだけど、違うかなあ??特にバッハは弾いてると、心を落ち着かせ、良いアイデアが湧いてくるような気がします。

しばらく弾いてニコラーエワの演奏を聴いて確認、なるほどフーガはノンレガートで弾いている。ヘンレ版は何も書いていないので参考なりました。

 

続く水の反映もしばらくの練習ののち、参考までにチョソンジンの演奏を聴く。彼は、楽譜には、特に強調して書かれていない、隠しモチーフをさりげなく浮き立たせて弾いていました。70小節目からの幾度と出てくるDesーCーBです。和音の最高音で出てきたり最低音で出てきたり、その組み合わせだったり、右に左に。上っ面だけでなく、きちんと楽譜を読み解いていないと気づけないやつ!執拗に出てくるあたり大事なモチーフであることに間違いはなさそう。早速取り入れる。

これだからピアノの勉強は面白い、いつだって新しい気づきがあるんです。

 

練習後、ピアノをひととおり磨いて終了。また来れたことに感謝、です。