tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

大掃除、ピアノも磨きました

いよいよ2019年も終わりですね。 おかげさまで今年は、良い年になりました。ひょんなことから見切り発車的にブログを初め(ブログスキルは成長することはありませんでしたが)、なんとか挫折せずに今日まで続けることができました。ひとえに読んでくださる皆…

カバレフスキー「道化師」

この曲、子ども向けの曲集などに良く入っていて、ピアノの先生内ではひそかに有名なのですが、実際の面白さ、子どもには伝わりにくいと思います。 楽譜を持っていらっしゃる方はぜひ、楽譜、ご覧くださいね。問題 この曲は何調でしょう?調号を見てみるとイ…

しずかな暴言

先日、ストリートピアノを弾いていたときのこと。そこは通路に面していて、通りすがりのお客さまもいらっしゃいます。ある女性が目の前を通っていきました。 通りすがりに「ヘタクソ」とボソッとつぶやいていかれました。ずっと聴いていたわけでなく、一瞬通…

ツェルニー40番に続く教材

エチュードの最高峰といえば、ショパンが群を抜いて燦然と輝くことでしょう。なんといっても「練習曲」を芸術作品に仕立てあげた作曲家ですから。(そのあとにもリストやドビュッシーなどもいますが、愛されかたとしては、ショパンには及ばないと思います)…

ベートーヴェン「ソナタ第6番op.10―2第1楽章」

私のベートーヴェンソナタデビューはこの曲でした。 ソナチネアルバムに入っている、ベートーヴェンのト長調の小さなソナタは弾いたことあったのですが、本格的なのはこれが初めて。しかも堂々の全楽章を中1の発表会で弾きました。ヘ長調、4分の2拍子。明る…

嬉しい記事見つけました

25日配信の夕刊フジのネット記事で 「音楽療法、いきなり“ウクレレ”で参ったけど・・・(略)」を読みました。MCI(軽度認知障害)の筆者さんのデイケアでの音楽療法の時間の話です。筆者さんは、学校の音楽の時間では歌は口パクで切り抜けてきたそう。 とこ…

ストリートピアノ、弾いてきました 3

先日弾いた、ショッピングモールのストリートピアノ、 子どもたちがペイントしたピアノが、可愛くって弾いていて、元気がもらえるので 気を良くして今日も行ってまいりました。街はクリスマス、今日を境にお正月モードに代わってしまうかな、その前に 2019年…

本田健「未来を書くことで、どんどん夢は実現する」

今日は書籍のご紹介です。 実は本田健さんを知ったのはYouTubeで、でした。 そこでお話されていた内容と同じことが書かれています。なので、手っ取り早くYouTubeでサクッと仕入れても良し、本を読んでしっかり咀嚼するも良しといったところでしょうか。私が…

ストリート魂のルーツ

最近のストリートピアノの流行、もう、ワクワクが止まりません!こんな素敵な時代が来るなんて!私はクラシック出身ですから、もちろん大きなホールの環境の整った中での演奏も好きなのですが、 もっとピアノが身近であればいいなあと昔から思っていました。…

来たるべき未来に備える

ソサエティ5.0とは、 狩猟社会(ソサエティ1.0)→農耕社会(ソサエティ2.0)→工業社会(ソサエティ3.0)→情報社会(ソサエティ4.0)に続く新たな社会ということで提唱されました。具体的に言うと、 「サイバー空間(仮想現実)とフィジカル空間(現実空間)…

平吉毅州「秋の光に落葉が舞って」

今日も今日とて、車で15分のところの大きな池のある散策コース歩いてきました。冬真っ只中、遊歩道は落葉で敷き詰められています。 風情があって、落葉を踏むサクサクという軽い足音が、耳に心地よくて、いい音だなあと歩いておりました。人は1日に6万個も…

ストリートピアノ、弾いてきました 2

車で50分のところのショッピングモールにストリートピアノが秋に設置されたと聞きつけました。おそらく我が家からは一番最寄りであろうストリートピアノ、これを行かずにいられましょうか!?この日は雨模様、お客さんもまばらなんだろうなと思いつつ、逸る…

中田喜直「エチュード・アレグロ」

今日は音楽之友社の「こどものピアノ曲」から「エチュード・アレグロ」をご紹介したいと思います。この曲集、あとがきを見れば、作曲のきっかけが中田喜直さんのご友人のピアノの先生からのリクエストだそう、 子どもの弾く日本人作曲のものが少ないことが残…

カツァリスのコンサートに行ってきました

先日、シプリアン・カツァリスのコンサートに行ってきました。昨年、台風で中止になって払い戻しになったコンサート、やっと聴ける!来年のベートーヴェンイヤーに先駆けての、ベートーヴェンプログラム、最後にサン・サーンスの動物の謝肉祭です。カツァリ…

ショパン「エチュードop.25―7」

ちょっと前にショパンエチュードの記事を書くにあたって、久しぶりにショパンエチュードを遊び弾きしていました。大体、若い頃、勉強したのですが、3度や6度、ゆっくりした曲などは、手つかず。このop.25―7も弾いたことはありませんでした。この曲、「恋の二…

作曲家の意図、演奏する事情

先日の記事の、インベンションの講座を受講したことに派生して、感じたこと疑問に思ったことを書きたいと思います。楽曲における調性には、意味があると言われています。 石井先生の講座でもそれについて少し言及されていました。この曲がハ短調でなく、嬰ハ…

ブルクミュラー「お別れ」

楽譜によって題名が違いますね、私が子どもの頃、習った楽譜では「さようなら」でした。 原語では「adieu」とありますから、別れの挨拶ですね。私がこの曲を渡すとき、私の思い入れを熱く語ります。 この曲のドラマ性を感じてほしい!最初の1段はイントロダ…

インスピレーションをもらいに

今日は、自宅から車で15分のところにある大きな池にウォーキングに行っていました。ここは灌漑用の溜め池で、周囲に2.2キロの散策コースがあり、自然に囲まれ、ちょっとした健康づくりに持ってこい、 12月になっても、ウォーキングする人、ジョギングする人…

自分で考えて弾くバロック

タイトルの講座、受講してきました。 副題はインベンションの多彩な演奏を楽しもう、 講師は石井なをみ先生です。インベンションの解説本って沢山あって、楽譜も校訂ものが沢山あって、 書いてあることがどれも微妙に違う。どれを頼りに指導すればいいんだ!…

ドビュッシー「月の光」

クロード・ドビュッシーは、フランス印象派を代表する作曲家の一人です。絵画の一潮流として現れた印象主義の出現は、やがて音楽の分野に広がり、 150年続いた古典ロマン派音楽の終焉への歴史の転換点になりました。全音音階、教会旋法、4度、5度、平行和音…

朗読とピアノ「朧月夜」3

先日、記事に挙げました「朧月夜」について、その後のオハナシ。進展がありました。来年度の某病院の院内コンサートに、朗読とピアノ「朧月夜」で、エントリーしました。 募集開始すぐに申し込んだので、おそらく希望の月に出演させてもらえそう。 受理され…

マズローの欲求5段階説

人間にはさまざまな欲求があります。 その中でも段階があるんです。1つが満たされたら次の段階の欲求を欲します、それが満たされたらまたその次の段階の欲求・・・というふうに。マズローは人間には5段階の欲求があると唱えました。1、生理的欲求(生きてい…

子どもから得る

子どもって、体が小さいだけで、中身は大人となんら変わりないなあと、つくづく思います。 いや、大人より優れているのかも。レッスンを通して子どもたちと接していて、感心すること、いっぱいあります。人としてちゃんとしている子、多いです。私から促した…

音符と鍵盤でおぼえるわかりやすい楽典

音楽之友社から出ている川辺真著の本です。2002年に初版出版されました。このたび音楽療法士資格取得必修講習会における「受講前の試験」を受けるにあたって、音楽理論の出題範囲のため購入しました。そう、いよいよ資格取得に向けて始動しました。(第6期の…

作曲できたら素敵だなあ

はじめに。 私、ちゃんと作曲法学んだことないです。和声も何もあったもんじゃない。 でも、遊びで曲を作っては五線ノートに残すことをコツコツやっていました。ピアノ曲オンリーです。今はさすがにそのような時間はありませんが(身の程も知っているし)、1…

ショパン「エチュードop.10―1」

ショパンは27のエチュードを作曲していますね。op.10が12曲、op.25が12曲。加えて3つの新練習曲。私の初ショパンエチュードはこの曲でした。 数多くある中から、先生は何故この曲を与えてくださったのか、何故!? 標題のついた有名なやつが良かったー、と当…

朗読とピアノ「朧月夜」2

田辺聖子さん原作、田頭優子先生作曲のこの楽譜について。源氏物語より、です。 (帝から寵愛を受けている)朧月夜と光源氏の恋。まず、文章。 大人ちっくというか、知的というか、噛み砕いた文章でないんですね。 ある程度の予備知識がいります。ただ朗読で…

朗読とピアノ「朧月夜」

ここのところの“朗読とピアノ”熱の再燃に伴いまして、楽譜を探しておりました。この編成、需要が少ないので、楽譜やさんに置いてある大手出版社の楽譜の中から、見つからないことが多いのですが、 ネットはやはり便利ですね、 何件かヒットしました。ネット…

ピアノの伝道師

先日、届いたメルマガで 藤拓弘さんと田村智子先生の対談が一部掲載されていました。「これからのピアノ指導者に必要なこととは?」の質問に、田村先生は「生徒の弾いている曲が好きなこと」と、答えていらっしゃいました。私も、これには激しく同意です。 …

バイエル上巻に思うこと

ここでいう上巻とは、1~43番のこと。右手のみ、左手のみで始まります。 しかも、一点ハからでなく、二点ハから。これは、ドレミを指番号で覚えてしまいそうな嫌な予感がプンプンしますね(苦笑)。 指番号も親切丁寧に結構書き込んでくれてるし。両手になっ…