安全だからといって自分のテコに合う曲ばかり弾いていたら、少しずつ歩は進むかもしれないけれど、大きな飛躍は望めるだろうか。
私が生徒さんに発表会やコンクールなど長期的に取り組む曲を選曲するとき、簡単に仕上がり失敗が少ない(と思われる)曲より勉強になりそうな曲を選びます。
学びの幅が大きいからです。
身の丈にあった曲をまとめることにも学びはありますが、大曲をもがき苦しんで作りあげるその価値にはかなわない。
娯楽として楽しむ分には弾きやすい曲を何曲も弾くのも良いのだけど、学びの視点から見るといつか物足りなくなると思います。
慎重派の方はたまには冒険することもおすすめします。
得る経験値ハンパないです。
そして私も含めて大人の学習者さんは
トキメキを感じないけど弾きやすそうな曲と熱烈弾きたい難曲があれば迷わず難曲を選ぶことを提案したいです。
人生は短し。
素晴らしい曲は沢山あってあれもこれも弾きたい。
でも人生は有限なんです。
上達したら弾こうと思っていたら永遠にその日は来ないかもしれない。
だったら思い立ったらやってみるのもアリだと思います。