*この記事は「数字と科学から読む音楽」西原稔、安生健著の本をもとに書きました。
この本、興味深い内容なのですが、腑に落とし込むのがしんどい、難しい、、なのでまだ全部は読破できていないのですが、、
今日は、その中からアインシュタインの音楽にまつわる逸話を取り上げたいと思います。
アインシュタインは、ヴァイオリンの名手だったそう、
人々が思いもつかない理論を考えついてしまうのだから、私などと共通点はないかも、と思っていたら
ヴァイオリンだけでなくピアノも弾いたそうです。
音楽への造詣は「音楽の演奏がない人生など想像を絶する」と言ったほど。彼は特にモーツァルト、バッハ、シューベルトを好んだようです。
そのヴァイオリンの腕は確かで、
鈴木メソードで有名な鈴木慎一氏のドイツ留学中、アインシュタインは鈴木の面倒をみたようで、鈴木によるとアインシュタインの演奏を自分より上手いと思ったといいます。
最初の奥さまはピアノ弾きだったとか。
ご存じのとおり、彼の理論が悪用されて日本に原爆が落とされるわけですが、
彼はその批判から平和を希求し、その平和運動が1955年ラッセル=アインシュタイン宣言となって結実します。
そのわずか1週間後、彼は動脈瘤のため亡くなります。
モーツァルトのピアノコンチェルト「戴冠式」やバッハの葬送カンタータなどか葬儀で流されたそう。
アインシュタインは音楽の中に幾何学的や物理学的な世界を感じていたのかもしれない、という内容でした。
音楽が平和の架け橋になるといいな、また為りうる、と信じている私は
とても興味深く読みすすめることができました。
どの章もためになりそう、シェアしたいので、また取り上げたいと思います。