tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

バッハの名言から思う

音楽の父と言われるバッハですが、こんな名言を遺しています。


「音楽は世界語であり、翻訳の必要がない。そこにおいては、魂が魂に話しかけている。」

「風は見えなくても風車はまわっている。音楽は見えなくても心に響いてくる、囁きかける。」


これを聞いて(読んで)どのような感想を抱かれたでしょうか?

私は、音楽って究極のユニバーサルデザインだなあと思いました。

(*ユニバーサルデザイン=文化、言語、国籍や年齢、性別の違い、障害の有無や能力差を問わずに利用できることを目指したデザイン)

今、まさに、多様性の世の中で、多数派でなくとも、マイノリティであっても、生きやすくなりつつあります。

あなたと私は違うから排除ではなく、“みんな違ってみんないい”んです。
お互いを認め合う時代ですよね。

あなたと私は違うけど、仲良くなりたい。

でも、みんな個性が違う、持っているものも、価値観も違う、その中で共通の言葉って見つけにくい。

その点、音楽なら、通じますね。
そのことをバッハは300年も前に言っていたのだと思います。

音楽に携わる者として、音楽が平和への架け橋になってくれること願っています。