すごく久しぶりにレッスン行ってきました!
やっぱり学ぶって楽しい、本やネットで取り入れるだけでは足りない、生の知識ってあると思います。
持っていった曲はバッハの平均律第2巻第1番。
ある程度仕上げたつもりが緊張のためミスする、、シャープの見落としも1箇所ある、うう恥ずかしい、、
ところで第三者の意見を得ると視点がかわり、すごく勉強になります。
今日、知り得た知識で面白かったのは、平均律は何の楽器のために書かれたかということ。
ピアノの出現前だったので鍵盤楽器といえばオルガン、クラヴィコード、チェンバロあたり。なかでもこの1番はオルガンではないかとのこと。
なるほど、イメージしやすい!
この曲長い音符が多いからチェンバロじゃないわけだ!(←チェンバロは音の減衰が早い)
あと一つ、宗教曲か世俗曲かという視点。
1番はハ長調。
ハ長調は「主」たる調だからもちろん宗教曲。
ハ音(ドの音)は神聖な音なのですね。
私はキリスト教信者ではないけど、神を思って厳粛な気持ちで弾く曲なのです。
プレリュードの最初の一音、左のドのオクターブのアタックは強すぎてはいけない、減衰が早くなります。
オルガンに寄せるためにピアノで弾くにはどのような音を出せば良いか、と問いを投げかけてくださいました。
なるほど。やっぱりタッチって大切!
この一音だけで無限に練習できそうです、、
その他にもプレリュードは前座、プレリュードで調を示し、フーガが真打ちだということ。
知ってはいたけど、表現としてはあんまり足りてなかったかも。
バッハは深い、深いよう。
勉強しても勉強しても真の意味で理解する前に寿命が来そうだ、、
という話でした。