tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

ロマン主義とパリの音楽文化

昨日、今日と放送大学の面接授業で講義を受けてきました。私の今最も興味ある分野、表記のロマン主義とパリの音楽文化がテーマです。先生はピアノの魔術師リストの研究がご専門、とても面白くて、いつもは時間が長く感じられるのだけれどちっとも飽きなかった。

 

1限めは19世紀ロマン主義について歴史的背景であったりおおまかな概論的な内容、2限めはヴィルトゥオーソと公開演奏会というテーマで職業演奏家の台頭を学びました。3限めはパリのサロン文化、4限めは当時急速に発展、普及したピアノについて、それに伴う産業について。そして今日、5限めは出版事情について、6限めは当時の前衛音楽、新進気鋭の作曲家ベルリオーズに焦点を当て学びました。7限めはオペラについて幅広い見地から勉強し、試験といった流れでした。

 

実に面白かった!今夏のロビーコンサートに向けてのプログラムにちょうどリストのトランスクリプション作品を弾くので、当時流行った時代背景も知ることができたし、こんにちのピアノ教育産業の土台、基盤といったものも知り得たし、脳のシワが増えた気分でした。

 

試験は5つのテーマから3つを選択し、考察を述べるというもの。私はヴィルトゥオーソについて、編曲について、当時のピアノ産業によるビジネスについてを選びました。最も関心ある分野だから筆が乗る乗る、上手く考察できたかどうかは別として一気に書き上げ提出、早々に退出しました。

 

まるたやのチーズケーキをお土産に買ってフィニッシュ、知的好奇心大満足な二日間でした。