バイエル下巻に入って、ずっと長調できたところの短調の曲です。新鮮!
しかし難しいんです、、
対位法ちっくになっていて左右に動きがあります。
音も順次進行ってわけでないのでドレミを読むのが大変、指のコントロールが難しい。
しばらくは手出ししませんが、やっぱり上手くならないときは、
できればやりたくなかった伝家の宝刀(?)、指番号の書き込みをするしかありません。
誤解のないように言いますが、ぎりぎりまで書き込みしませんよ。
でも何週も何週も手こずっていると、
嫌になりゃしないかって、変なトラウマになりゃしないかって、心配になってきます。
指番号を全部書き込むとアラ不思議!
弾けるようになります。
指広げや指縮めがないので番号どおり動かせば弾けるようになっているのです。
本当は、指番号で読むことを増長させるようで嫌なんですけどね。
前半8小節が弾ければ、あとは指の自動運転で弾けます。
9小節め~は、そのまま移調しただけだから。
この60番前後の中では飛び抜けていい曲なんですよ。
格好いい曲であることを強調した上で、講師による微妙な調整をしていきます。
嫌にならない程度で丸がもらえるように、指番号書き込みによる救済措置を作っておくこと。
練習あるのみ、と具体的な対策法を提示せず突き放さないで、
寄り添って練習方法に付き合ってあげる。
あまり得意でない子の常に味方になってあげたいと思います。