「水泡」ときいて、ぷっくりとしたあぶくを連想しそうですが、どちらかというとシュワッと細かい泡のようです。
子どもらしい題名に似つかわしくなく疾走感溢れる速い曲。
16分音符の連続で、左右の手がかなり接近していてなかなかの曲者。
粒を揃えて細かい気泡を表すコロコロ感を出すのが難しいです。
メロディーらしいメロディーがなく、曲の核心を掴めそうで掴めない、
2ページめラストの小節から旋律らしいものが出てきて実体を手にしたかと思いきや、
あたかも水泡のように消えていってしまう。
今のはなんだったんだろうという終わりです。
みんな大好きグリッサンド、出てきますよ。
弾ける子は低学年で弾けると思うけど、泡の儚さとか写実的に表現するならば大人が弾いても味わい深いと思います。
私にとっては、なんとなくドビュッシーとかそっちのイメージです。
なかなか渋くって弾けば弾くほど味が出てくる、玄人向けの曲。
わかりやすいタイプの曲ではないので、音とりからの練習に使えそうな、ゆっくりのお手本動画作りました。
良かったら参考にしてください。
練習に役立ちましたら幸いです。
https://youtu.be/BsSV9y3GYhg