自宅受験にて試験は無事終了しましたが、最後までまとめさせていただきます。今日は第13回め。
ナポレオン戦争後、39の諸邦国の連合体だったが1871年ドイツ帝国が成立、ところがウィーンが外れてしまう。
近代ヨーロッパのナショナリズムにとって音楽は極めて重要だった。
18世紀、テレマン、ヘンデル、グルックなどイタリアやフランスの様式を用いた混合趣味=ドイツの趣味
一方バッハは流行から孤立していたが「ドイツの熱意と国民精神」の結実であった。和声の完成者と呼ばれた。→19世紀ドイツ人によってバッハが再発見される。
ドイツ人のナショナルアイデンティティが音楽→内的国境
ヴァッケンローダーは
器楽を「人間を超越した仕方で人間の感情を叙述する天使の言語」と呼び、
交響曲を「1つの世界全体、人間の情感の劇全体を描く最後で最高の楽器の勝利」と賞賛した。
ベートーヴェンの交響曲の聖典化、
ベートーヴェンを英雄視し神格化した。
第九交響曲が素晴らしすぎて、ベートーヴェン以後に影響、
ブラームスが出現、ハンスリックはベートーヴェンの後継者とした。
「オペラというジャンルの錯誤は表現の一手段(音楽)が目的とされ表現の目的(ドラマ)が手段とされてきたことにあった」と主張したワーグナーは、音楽と劇の主従関係を逆転させた。
古代ギリシャ劇を理想とした。
ドイツ音楽は南北に分裂するのにしたがって2つの理念に分かれた。
ワーグナー→「純粋で根源的なゲルマン人」の「民族精神」を回復する楽劇
ハンスリック→民族や言語の壁を超える「純粋で絶対的な音楽」としての器楽
感想といたしまして、、
歴史的背景が色濃くて難しかったです。教科書の章によって著者の先生が違うのですが、この章の先生は書かれ方も難しく、現代文の問題を読んでいるようでした、、
これにめげず、次回に続きます。