先日、ストリートピアノを弾いていたときのこと。
そこは通路に面していて、通りすがりのお客さまもいらっしゃいます。
ある女性が目の前を通っていきました。
通りすがりに「ヘタクソ」とボソッとつぶやいていかれました。
ずっと聴いていたわけでなく、一瞬通っただけで、腕の善し悪しがわかるなんて神ですね。
きっとヨーロッパやロシアの音楽院出られたとか、有名コンクール優勝されたとか相当な腕前の方なのでしょう(皮肉)。
誰でも弾いて良いのがストリートピアノです。
ピアノを弾いている人が気にくわないなら、わざわざ近くを通らなければいいのに。
機嫌が悪いときもあるでしょう、ヘタクソって心の中で思ってればいいんです、口に出す必要があるのかな。
私へ対する抗議なら堂々と言えばいいのに、聞こえるか聞こえないかの声量で、平気で人を傷つけていく。
そんな姑息な心の汚い人が、まだいるのかと残念に思いました。
私の周りにはあまりいないので久しぶりに遭遇しました。
大部分は良い人です。
音楽を愛する人に悪い人は少ないです。
一部のこういう人に、嫌な思いをさせられて、イライラさせられて、イライラがまた他の人に伝染していくのだろうなと思いました。
私はイライラより、ほっこりやワクワクを伝染させたいなと思いました。