この曲、子ども向けの曲集などに良く入っていて、ピアノの先生内ではひそかに有名なのですが、実際の面白さ、子どもには伝わりにくいと思います。
楽譜を持っていらっしゃる方はぜひ、楽譜、ご覧くださいね。
問題 この曲は何調でしょう?
調号を見てみるとイ短調かな、というところですが、終わりはイ長調の主和音で終わっています。
くるくる表情の変わる道化師のように、短いスパンで調の色合いが変わるのがわかります。
この曲は8小節、9小節、8小節の三部形式。
初めの8小節はイ短調、イ長調が交錯します。
中間部分の9小節はヘ長調、ヘ短調が、目まぐるしく見えかくれしていますね、強弱記号もPになって、ガラリとイメージチェンジ。
そのうち、緊迫感が増してきて、イ長調とイ短調の属七の和音を経て、主和音へ解決(最初の調へ転調を果たします)。
こういう簡易なアナリーゼ、理解できると楽しくなってきますね!
意味を知らずありがたいお経を暗唱するのと、わかった上で読むのとの違いというか(←例えがわかりにくいかも、、)
さて、それでは質問の答えです。
答え イ調