私のベートーヴェンソナタデビューはこの曲でした。
ソナチネアルバムに入っている、ベートーヴェンのト長調の小さなソナタは弾いたことあったのですが、本格的なのはこれが初めて。
しかも堂々の全楽章を中1の発表会で弾きました。ヘ長調、4分の2拍子。
明るくて快活なテーマ、ベートーヴェンのヘ長調は平和的で朗らかで聴いていて安心します。
交響曲第6番「田園」もヘ長調ですよね。
18小節めからの推移にあたる部分、やってやるゾ!的な生きる活力のようなものが、むくむくと湧いてきませんか?
展開部は、
提示部の終わりがそのままモチーフとなって展開されます。
展開部からの11小節め、ここも好きだなあ~!弾いてて楽しいやつ。
再現部は、
おーっと!近親調でもないニ長調スタートです。
おや、間違えたかな、この調でない!?
お呼びでない?お呼びでない。
こりゃまた失礼いたしました!的に(古くてスミマセン、、)
再現部から数えて19小節めで無事ヘ長調へ戻ります。
このへんも遊び心あるなあ~(笑)
でも基本に忠実な、とてもわかりやすいソナタ形式で素直な曲。
ベートーヴェン初期のソナタの中でも大好きな曲。
この曲が初めてで良かった、ベートーヴェンと仲良くなれそう(おかげで苦手意識はありませんでした)な、気がした中1の夏でした。