昨日地元のホールに亀井聖矢くんが来てくれました。
もともと愛知出身で、昨年ロンティボー国際コンクールで優勝するなど確実に力をつけて現在大躍進中の若手ピアニスト。
プログラムは前半にバッハ=ブゾーニのシャコンヌ、ショパンの幻想曲、アンダンテスピアナートと大ポロネーズ、後半にラヴェルのラ・ヴァルス、リストのノルマの回想といった超絶技巧、派手派手曲で攻めたもの。
若者はこうでなくっちゃ!
とはいえ、演奏は浮わついた感全くなくとても真面目でタマシイ入魂していくかのような骨太でしっかりして聴き応えたっぷり。
力強くテクニックも確かでエネルギッシュ。
前半はあまりに険しい表情で、楽しくないのかな、こんなこじんまりしたホールではホールが役不足なのではと心配になるほど。後半笑顔が見られてちょっとホッとしたり。
息子と変わらない年齢の彼にオカン目線になるという、、
甘いルックスだしファンもいたようで、ますます人気になるだろうな。
今のうちに行っておいて正解だったかも。
最後は挨拶してくれて、ショパコン挑戦を少し匂わすなどまだまだ高みを目指しているようでした。目が離せないピアニストです。
友人と音楽談義しながらの帰途もまた楽しかった。
いい演奏、勢いのある若者を見ると刺激になりますね。