tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

ベートーヴェン「7つのバガテルop.33」

ベートーヴェン作曲の7つの性格的な小品が集まった曲、
1つ1つはなんら関連性がないように思えます。
標題がついていないのでストーリー性も見られない。
でも各曲の個性が立っていて魅力的なんです。
あまり有名でないけどとても面白くって好きな曲です。

1番。なんて平和的なんでしょう。
牧歌的な要素を醸し出しています。癒されるなあ、、7曲の中でも良く聴くのはこの曲。
今日取り上げたのも、急にこの曲が頭の中で流れ出して、ああ久しぶりに聴いてみようと思ったからなんです。

2番。スケルツォの名のとおり、ちょっとユーモアがあって楽しい!
弾くとしたら少し拍を崩したくなるなあ。やり過ぎるとベートーヴェンでなくなってしまうからさじ加減大事だけど。

3番。ザ・ヘ長調って曲(笑)!
和音づかいがとても単純で素直な曲。そういった意味では物足りないんですけどね、、

4番。これも1番に通ずるものがあります。田園風景が思い浮かぶような。

5番。これも面白いです。
始まりが拍を感じさせない、えっと何拍子ですか?って感じ。ところどころで3拍子かって再確認するイメージ。
そしてツェルニーっぽいです、ツェルニーを練習して取りかかりましょう。

6番。安心する曲ですが、あまり主張してこない大人しい曲です。

7番。楽譜づらは16分音符がないし弾きやすそう、ところがどっこい、超速い曲。こういうのが一番(私にとって)やっかい、もとい、弾きにくいんです。
ちょっとワルトシュタイン思い浮かぶなあ。気のせい?

独断と偏見に満ちた自分ワールド全開のレビューでしたが、、ぜひ聴いてみてくださいね!