tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

スカルラッティという作曲家

今日は、普段あまりスポットライトが当たらないスカルラッティという作曲家にフォーカスしてみたいと思います。

スカルラッティバロック時代の作曲家で、なんとバッハ、ヘンデルと同級生!1685年生まれの作曲家です。
偉大な作曲家をたくさん輩出した年だったのですね。
アイドルに例えるなら(?)、花の82年(デビュー)組と申しましょうか、大豊作の年だったわけですな。

スカルラッティチェンバロで弾かれることを想定した単一楽章のソナタを555曲(!)も残しました。
その作風はカラッとした感じ。
バッハが重厚で意味深長な楽曲とすれば、スカルラッティはもっと気軽に楽しめる曲が多いイメージです。
特定のモチーフの反復がよく使用され小難しくない印象。

彼もバッハと同じく音楽一家であった模様。10人兄弟の6人め。

また、特筆すべきは、彼の作品を分類するにあたって使われる彼独自の作品番号、L.(ロンゴ)とK.(カークパトリック)。
読み方を知っているとちょっとクラシックフリークっぽいですね。

バッハ以外のバロックの作曲家に触れるという意味では、何曲かやっておくと良いのではと思います。
全然取っつきにくくないです。

中級~上級者あたりで、バッハを除くとバロックの作曲家を演奏する機会って案外ないんですよね。

今日はスカルラッティという作曲家に注目してみました。