鳥の曲シリーズです。
かっこうは特徴的な鳴き声からテーマにしやすくピアノ曲もたくさんあります。
だって名前が鳴き声そのものズバリですものね。
ピアノ学習者に馴染みが深い曲2曲として、ヨナーソンの「かっこうワルツ」、ダカンの「かっこう」があると思います。
どちらも発表会でよく弾かれる作品です。
ヨナーソンの方、とても素直な曲。
弾いていて楽しくなるし安心感があるのは、ハ長調だからかなあ。
ワルツなので、直立不動(座ってるけど、、)ではなく、からだで音楽を感じてノリノリで弾きたいですね。
ゆっくり弾いても格好がつく(かっこうだけに?)ので、お助け曲です。
ダカンの方は、4分の2拍子、ホ短調。
ちょっとせわしないかっこうです。
ダカンはバロックの作曲家で、この時代の4分の2拍子は速く、舞曲に近い印象です。
かっこうの鳴き声を描写したというよりは、かっこうの鳴き声をモチーフに作った曲ですね。
もう1曲、サン=サーンスの動物の謝肉祭より「森の奥のカッコウ」。
この曲は、あたかも森に迷いこんだみたい。それも深い森。昼でも薄暗くシーンと静まり返っている。少し気味悪いような。
その中で遠くからカッコウの鳴き声が響いてくる。
ちょっと神秘的、幻想的な空気感の曲です。
かっこうを題材にした曲、3つ挙げてみました。