長らくバッハの作品とされていましたが、ペッツォールトさんが作曲者だということがわかりました(ちなみに3番のト短調のメヌエットもペッツォールトさんの作品だそうです)。
うちの教室では、ぴあのどりーむ5で一回このメヌエットを勉強します。ぴあのどりーむでは、前半だけ、装飾音なしの簡易バージョンです。
そして晴れてこの本で全曲やります。
ノンレガートという弾き方も覚えてもらって、モルデント、プラルトリラーも説明します。
ノンレガートは案外難しい。
指先を強く保ちながら、脱力して腕の重さを使って柔軟に弾きます。
勘の良い子はいいけど、コツを掴むまで時間のかかる子もいます。
また、この楽譜は強弱記号が書かれてありませんね。
バッハの頃、ピアノが登場したわけですが、当時、ピアノはまだまだ重要視されていなかったよう。
でも、今、現代のピアノで弾けるわけですから、軽く音楽的にディナーミクをつけて弾きましょう。
ちなみにノンレガートについては
バロックの時代のレガートで弾けなかった楽器に倣って、
当時の楽器で表現できた躍動感や、響きの抑制のため(ピアノだと響きすぎる)にノンレガートで弾かれることが多いそうです。
最後は軽くリタルダンドすると終わった感が出ます。
今までと違った奏法に面白いと思ってくれたら嬉しいです。