tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

「優しく」を表す楽語たち

楽語とは楽譜に書かれた言葉です。
主にイタリア語で書かれます。
作曲家の母国語である場合もあります。

強弱記号だけでなく、わざわざ書き込むのであるのだから、そこには作曲家の並々ならぬ思い入れがあると思われます。

やはり曲想における楽語は種類が多いです。
例えば、同じ「優しく」でもニュアンスが違う。

優しくの楽語、たくさん集めてみました。

dolce(ドルチェ)=優しく、柔らかく、甘く
amabile(アマービレ)=優しく、かわいらしく
affettuoso(アフェットーソ)=優しく、愛おしく
con tenerezza(コン テネレッツァ)=優しく、愛情をこめて
amoroso(アモローソ)=優しく、愛らしく
teneramente(テネラメンテ)=優しく、愛情深く

ほかにもあるかもしれません。
少し挙げただけでもこれだけありました。
似たような意味の楽語でこれだけ種類があるということは、いかに作曲家が曲のいろんな場面で「優しく」を求めていたのかがわかりますね。

作曲家の意図を汲んで、ぴったりの優しい音を弾きたいですね。