今日も先日に引き続き、私がレッスンでよくアドバイスしていることを挙げてみました。
「出だしの音、イメージしてから入ってね」
無計画に弾き始める子の多いこと。
発表会やコンクールでなくとも、レッスン、ここが仕上げ、というときは本気で弾いてほしいです。
アウフタクトの曲の場合は、隠れている拍を数えてから。
頭の中で既に音楽が鳴っていて、その流れに乗って弾き始める感じ。
第1音で、すべてが決まると言っても過言ではないです。
このあとも聴きたい!と思ってもらえるような音で、聴き手を魅了させてください。
「心をこめて弾いてね」
どんなにノーミスでもテクニックが素晴らしくても、魂が宿っていなくては、心を響かせることはできません。
惰性で弾いていませんか?
また、むしゃくしゃしていたり、面倒くさい、なんて思っていたら、そっくりそのまま音に表れます。
気持ちの持っていき方も大切です。
優れたピアニストはメンタル面でのコントロールも上手だと思います。
今日はちょっと上級編でした。心がけひとつで違ってきます、面白いです。