tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

ピアノは何楽器か

楽器とは、音楽を演奏するための道具です。
音楽の歴史からすれば道具が先にあり、音楽の場で用いられ続けたことで(改良され)楽器として定着していったといえます。

さて、タイトルのピアノは何楽器であるか、ということ。
鍵盤を叩いて音を出すことを思えば、打楽器であるといえるでしょう。
弦を震わせて音を鳴らすと考えれば、弦楽器ともいえるかもしれません。
鍵盤がついているから鍵盤楽器、(これが本命かな)ともいえますね。

弦・管・打・鍵盤で分類するのが一般的ですが、基準の一貫性に欠けるため、こんな分類法もあります。

ザックス=ホルンボステル分類法(SH法)です。

発音原理を分類の根拠とし、

体鳴(もの自体に刺激を与えて音を出す)、膜鳴(張られた膜に刺激を与えて音を出す)、弦鳴(張られた弦に刺激を与えて音を出す)、気鳴(空気の流れが刺激となり音を出す)、電鳴(電気を使って音を出す)の5つに分けられます。

これによるとピアノは弦鳴楽器となります。(同じ鍵盤楽器でもパイプオルガンは気鳴楽器となります)

こんな分類法もあるということをトリビアの1つにどうぞ。