楽器とは、音楽を演奏するための道具です。
音楽の歴史からすれば道具が先にあり、音楽の場で用いられ続けたことで(改良され)楽器として定着していったといえます。
さて、タイトルのピアノは何楽器であるか、ということ。
鍵盤を叩いて音を出すことを思えば、打楽器であるといえるでしょう。
弦を震わせて音を鳴らすと考えれば、弦楽器ともいえるかもしれません。
鍵盤がついているから鍵盤楽器、(これが本命かな)ともいえますね。
弦・管・打・鍵盤で分類するのが一般的ですが、基準の一貫性に欠けるため、こんな分類法もあります。
ザックス=ホルンボステル分類法(SH法)です。
発音原理を分類の根拠とし、
体鳴(もの自体に刺激を与えて音を出す)、膜鳴(張られた膜に刺激を与えて音を出す)、弦鳴(張られた弦に刺激を与えて音を出す)、気鳴(空気の流れが刺激となり音を出す)、電鳴(電気を使って音を出す)の5つに分けられます。
これによるとピアノは弦鳴楽器となります。(同じ鍵盤楽器でもパイプオルガンは気鳴楽器となります)
こんな分類法もあるということをトリビアの1つにどうぞ。