tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

ラモー「ガヴォットと変奏曲」

私の子どものころの思い出の曲の1つであります。小学3年生のときに弾きました。1回目は発表会で、2回目は門下生選抜による演奏会で演奏させていただきました。

何が思い出って、この曲で初めてペダルを使ったのです。
時は昭和で、また、地方でしたので、補助ペダルは一般的でなく、ペダル指導は足がペダルに届くようになってから、というのが先生のお考えでした。

先輩お姉さんたちが、華麗にペダルを踏んで、モーツァルトベートーヴェンソナタを弾いているのを見て、格好いいなあと憧れていました。

1回目の発表会ではペダルなしで。
そのあと、曲を作り直して2回目の演奏会準備というところで、
「ともちゃん、ペダル入れてみようか?」の先生からのおコトバ、天にも昇る気持ちでした。

ペダルを入れると同じ曲でも、かなり印象が変わります。華やぐんですよね!
最後の第6変奏などもフォルテが楽に弾けます。テンション上がりました。練習も楽しくて仕方なかったです。

ラモー、あまり有名ではありませんが、バロックのフランスの作曲家で、現代も弾かれるクラヴサンチェンバロ)の曲が何曲かあります。なお、ガヴォットは古典舞曲の1つです。
イ短調で哀愁漂うアンニュイな主題がそそられます。
この曲、もっとメジャーになってもいいのになあと思います。いい曲です。