レッスンに行ってきました。
3月のコンサートで弾く4曲を持っていきました。忘れないように自分のためにも覚え書きとしてここに記したいと思います。
古風なメヌエット。
もっと堂々と気品に満ちて。三部形式Aの終わりの和音ペダルの踏みかえが甘いとgisが残る。私のへっぽこ耳では気づかない濁りが先生には聴こえるんだよなあ。すごいなあ。
Bは少し速く軽い分明るく。時々出てくるバスのcis-eis-fisテヌートつけて。もう少し歌って気を配っての意だと思う。再びのAは1回目と違ってffで。出だしブレスを持って表現する。
亡き王女のためのパヴァーヌ。
私の演奏ではいささか思い入れが強いらしい。確かにラヴェル自身の演奏はもっと淡々と気楽に弾いていました。私のは重いんだな、きっと。ルバートの多用を正す。音質の細やかなこだわりは譲れないのでテンポ感だけ調整してあとはこれでいきます。
春の宵、献呈。
どちらもシューマンの歌曲が原曲であるからどの部分がどの歌詞であるか(訳を)書き込むといいよと。先生はドイツ語堪能でいらしてざっと訳してくださいました。帰宅後、ネットで調べて書き込みました。
どちらも恋の歌だけど春の宵は外へ、献呈は内へ、と向かうベクトルが違う。
また、どこがその曲の一番強い部分かを考えて弾くこと。確かに。まだffがあるのにfで多分に盛り上がることも自覚あり。
総じて、作曲家の意図を汲みつつ、でも自分が表現したいこと、伝えたいことは大切にしたいと思います。