tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

全音ピアノピースの裏表紙

全音のピアノピース、ピアノを弾く人は誰でも一枚は持っているのではないでしょうか。私も仕事柄、何十枚と持っています。
昔々は白地にオレンジ色っぽいアラベスク調(?)のレトロな柄でしたね、字体もなんだか古めかしかったっけ。現在はカーキ色っぽい地に緑の横線が入った表紙です。

私・・・何を隠そう、あの裏表紙が三度の飯より好き(と言うのは大袈裟かもしれませんが)だったんです。そう、No.1~300までのピアノピース一覧表です。
うちは特に音楽に造詣の深い家庭でもなく、楽譜は基本、レッスンで使う教本や発表会、コンクール時に与えられる限られたときにしか手に入りませんでした。ですので、とにかく楽譜に飢えていました。

子どもだった私は、ピアノピースの裏表紙を眺めては、題名を見てこの曲はどんな曲なのだろうとか、ふむふむ、難易度Cか、私にもいけるかな、とか、次、お小遣いで買うならこれだな、とか、あれこれ空想をめぐらせるのが大好きでした。めぼしいNo.には印をつけてチェックです。
ところどころある空欄には一体何の曲が入ってたんだ~!とやたら気になったり。(古いピースを出してきて、何の曲が欠番になったのか検証までしていました・・・あっ!引かないでくださいね)もう本当に、いくらでも眺めていられたものです。

思えば、給食の献立表の好きなメニューに蛍光マーカーでチェック入れる子どもでした。昭和の子どもは時間だけは豊富にありましたからね。ただ単に暇人だったのかもしれません。