ジストニアについて、私の詳しい経緯をお話したいと思います。
右手2の指に違和感を感じた8年前、子育て中で、あまりピアノを練習していないから腕が落ちたのだろうと、とにかくエチュード系の曲(ツェルニー40番練習曲集だったように思います)を毎日20曲ずつ弾いて、自己流で自分なりのリハビリをしていました。
伸びたまま、すぐに曲がらない(特に第二関節が突っ張る)2の指を力ずくで矯正しようと頑張っていました。
すると、良くなるどころか、3、4、5の指の巻き込みまで起きるように。
今思えば、2の指をかばって、また変な伝達回路が繋がってしまったのかもしれません。
ネットで調べて、どうやらフォーカルジストニアらしい、難治性の疾患であること、ボトックス注射の治療法があるなど知りました。その治療法も必ずしも有効な効果があるとは言えないことも。
右手2の指だけならまだしも、進行して3、4、5も使えなくなったら、と思うと、どうしようもない深い絶望を感じました。新しい回路を作ればよいと聞き、いつもとは違う新しいフォームで弾いたりと模索しましたが効果はありませんでした。
身近にジストニアの音楽仲間もいないし、知り合いのピアノの先生に尋ねても有益な回答は得られませんでした。
(ジストニアのはなし 3に続きます)