今日は書籍のご紹介です。
2ヶ月くらい前に読んだものなのですが、読みごたえ十分、だけど一気に読めちゃう面白い本です。
Eテレの「夕方クインテット」などで活躍されたアキラさんこと宮川彬良さんの半生を綴った本なのですが
アキラさんは、私の子育て時期とバッチリかぶっていて「夕方クインテット」も良く観ていましたし、1月のオペラハイライトでの彼作の「ブラックジャック」も良かったし、好きな作曲家さんの一人です。
マツケンサンバの作曲者でもあられます。
作曲編曲の才能は元より文才もあるなと感心しきり、特にお父様である宮川泰さんのエピソードなんかも興味深かった!
宮川泰さんの遺言の「俺が死んだらヤマトな」の真意を汲み取り、(←宮川泰さんは宇宙戦艦ヤマトの作曲者である)
父の葬儀のまさに出棺のときヤマトの曲で見送ったという。
あのイントロで旅立つなんて宮川泰さんならではの特権じゃないですか!
ヒット作に恵まれたのもありますが「らしい」葬儀だったのではないかな。
作曲家冥利に尽きると思います。
そしてそれを実現したアキラさんもすばらしい!
その他にも濃いエピソードがたくさん。
ここ最近で一番面白かった本です。
私は一度読んだ本は、手放すことが多いのだけれども、これは手元に残しておくことになるでしょう。
オススメです。