シューマンの子供の情景より10月にちなんで第10曲「むきになって」を取り上げて書いていこうと思います。
嬰ト短調、8分の2拍子。
前曲に引き続いてシンコペーションを軸に置いた曲です。
真面目なを意味する単語から、子どもが何かに没頭している様子を描いた曲と捉えられる向きが強いのですが
私はなにか子どもが落ち込んでいるような気がしてならないのです。
むきになってああいうふうな言動をとってしまったけど、本心はそうじゃないんだと後悔しているような
そんなイメージでいつも弾いていました。
言い訳をするように話しては口をつぐむ。また正当化する理由を話しては黙りこむ。時にはちよっと声高に話すときもあったり、、そして沈黙。
その繰り返しで曲が成っているような気がします。
あくまでも私の勝手な想像なのですけどね。
子どもは感情と言動が直で結び付いているから、へこんでいるのがわかりやすくって。
なんだか「大丈夫だよ」と子どもに言ってあげたくなるような
よしよししてあげたくなるようなそんな曲です。
皆さんはどう感じますでしょうか?