私が子ども時代を送った、7、80年代は、アイドル全盛で、テレビはお茶の間の主役。
誰もが流行りの歌を聴いていました。
みんな同じ曲を聴いていたから共通の音楽というものがありました。
時は流れ、現在2020年、今、レコード大賞だ、紅白だと言っても、誰もが知っている歌というのは本当に少なくなりました。
流行りの音楽というのが失くなって、それは同時に音楽を共有することが難しくなったということ。
今、昔の歌がネットで気軽に聴けるようになって、昔のヒット曲を若い人と共有できるようになったけど、これがひとまわりして落ち着いたら、音楽業界はどうなっていくのかな。
私の希望的観測も入っていますが、、クラシックがもっと普及していくような気がするんです。
普遍的な、流行り廃りのないクラシック音楽が、年齢の壁を越えて、共通の音楽になっていく。
音楽を語るときの共通の話題になってくれるポテンシャルを十分持っていると思うんです。
クラシックがそんな立ち位置になったらいいな。
なんてったってヒット曲として仕組まれた音楽でなく、諸行無常の、時代の移り変わりの中でしぶとく生き残ってきた本物ですからね。
クラシックファンとしての独り言でした。