梅雨真っ只中、土日の晴れ間から一転、今日の東海地方は厚い雨雲に覆われています。
今日は雨をテーマにしたピアノ曲を集めてみました。
真っ先に思い付いたのはドビュッシー作曲「版画」より「雨の庭」。
結構激しめの雨ですな。
雨粒大きく、もしかしたら雹(ひょう)も混じってるんじゃね?的な攻撃的な雨です。
印象派のドビュッシーですからその描写は絵画的。
私は白黒の墨絵のような映像が思い浮かぶのですが、皆さんはどんなイメージを抱くでしょうか。
初級~中級者の曲からは、ブルクミュラー18の練習曲より「大雷雨」。
ドビュッシーに続き、同じ激しい雨でもこちらは雷を伴った雨です。
左のアクセントが雷の爆音を現しているのでしょう。
救いがあるのはラスト、ピアニシモで締めくくられること。
きっと雷はおさまり、穏やかさが戻ってきたのでしょう。
そして、子どもたちみんな大好きギロックの作品から「雨の日のふんすい」。
雨が降る噴水の風景、とても詩的でロマンチック。
どこまでが雨のしずくでどこまでが噴水のしぶきなのかしら、水の競演といったところ。
子ども向けとはいえ、聴かせどころもあり、心憎い曲なのです。
ステージ映えします。発表会にぜひどうぞ。
雨の日のBGMに、雨にまつわる曲はいかがでしょうか。