tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

クライスラー=ラフマニノフ「愛の喜び」

先日取り上げた「愛の悲しみ」に続いて、今日は「愛の喜び」の方を取り上げたいと思います。

と言っても、曲の説明やうんちくでなくって、エピソードトークなのですが、、

私が結婚したころ、
まだ、女の人は仕事か結婚かみたいな風潮がほんのり残っていて、

結婚が決まったとき、これまでどおりピアノに時間をかけられないかも、と覚悟して、最後のコンクールを受けました。

思いのほか良い結果でそれはそれで悩みました。

一方、私の友人もその1年後くらいに結婚が決まり、やり残しのないように、とコンクールを受けました。

そのとき友人が弾いていた曲がこの曲なんです。(←私が弾いたんとちゃうんかい、、)

コンクール前にうちのピアノで指ならしして行ったので、彼女のこの曲の演奏を聴くことができました。

お互い、最後のコンクールって、どこまで夢を追うか、家庭に入るか、の決別の儀式のような位置付けでした。

彼女のピアノ、長らく聴いてないなあ。
「愛の喜び」を聴くと彼女を思い出します。

遠く離れてる訳じゃなし、別にLINEでつながっているから会おうと思えばいつでも会えるんだけど、、

ちなみにこの曲、手の大きい人向け。
フォルテで和音を掴む必要があるので男性的です。

これからプロポーズを考えている男性ピアノ弾きさん、ぜひこの曲の演奏を彼女にプレゼントしてください!