今日はバイエル原書番号93番を取り上げて考えてみたいと思います。
イ短調、8分の6拍子。
バイエルでは8分の6拍子は数少ないです。
そしてこの曲までの8分の6拍子はリズムが簡易なものでした。
つまり付点8分音符や16分音符は出てこなかったんです。
なのになんの前触れもなく、なんの説明もなく、いきなり現れる付点8分音符や16分音符たち。
まあ、違う拍子では出てきてますが、ね、、
この曲の前に1曲、予備練習となるような曲があると親切だなあ、と少し現場の意見。
8小節め左、マルカートははっきりとの意。
伴奏に徹しがちな左のちょっぴり見せ場です。
15小節めなどは、左右がどこで一緒になるか、補助線を書いてあげる必要がありますね。
右も左も動きがあって、案外難しい曲です。
そして割りとドラマチック仕立てで良曲です。
そう、いい曲だから、少々難しくても頑張れますね(難しいわ、つまらないわ、が一番、曲としていただけません、、←学習者目線において)。
指かえ、指ひろげ、指ちぢめ、指くぐり、まんべんなく出てくるので勉強になりますよ。
ぜひ、音楽的にも、表情豊かに気持ちいれて弾いてくださいね。