tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

グリーグ「小鳥」

今日は叙情的小品集op.43―4「小鳥」を挙げてみます。
これも今年のピティナの課題曲ですね。

ニ短調、8分の6拍子。
小鳥のさえずりを思わせるような32分音符、記号ではないけどトリルですね。

ちょっと不思議な感じがするのは2小節めにしてニ短調特有の音でないH(ハー)が出ているから。
パッと聴いた感じ、出だしだけだと調を確定しにくく捉えにくい印象。
そして一旦イ短調で終止。(イ短調だけに一旦w)
B(ベー)を含みながらもイ長調の様相を見せて、
最初のメロディが変奏して戻ってくるとやっとニ短調で終止してくれます。(やはりHは登場するけど、、)
Es(エス)も出てきていよいよのラストはニ長調で終わるという・・
なんやねん、君はいったい何調なの?という曲。

グリーグさん惑わしてくれます。

例によってゆっくりお手本動画撮りました。練習の参考になれば嬉しいです。

譜読みに役立つ「ゆっくり」お手本~グリーグ作曲「小鳥」Grieg:Little Bird - YouTube