聴音とは、ピアノで弾いた旋律の書き取りです。
習い始め早々から、取りかかります。
絶対音感を身につけるには、臨界期があり、早いに越したことはないからです。
はじめは、ドとレの違いから。
音あてです。口頭で答えてもらいます。
その後、全音符でノートに書く練習。
ト音記号や、縦線などは、あらかじめ書いて用意してあげます。
音符の見本も書いてあげます。
親切丁寧に。至れり尽くせりで。
苦手意識を持たないようにステップの段差は低い方が良いです。
ド~ソを聞き分けられるようになってきたところで、旋律に入っていきます。
2小節から始めますよ。
最初は長さもわからないので、ここは何音符とヒントを書きこみます。
それが出来るようになったら、自分で長さを考えるように持っていきます。
ここまでが約半年から1年(年齢にもよります)。
2小節から4小節へと増やし、休符、シャープ、フラットと、できることを増やしていきます。
その間、ト音記号の書き方なども挟みます。
自分で聴音準備が出来るようになってもらいます。
ト音記号の書き方、覚える目安は1年生になってから。
案外、正確に書くのって難しいんです。
どこから始まって、どこで交差して、正しくカッコ良く書けるようにしましょう。
軌道に乗ったら、8分音符や、高い音、低い音、付点4分音符、8分の6拍子など、
その子の能力に合わせて、進めていきます。
実技以外にも、ワーク、聴音、歌を、まんべんなく指導しています。
鉄は熱いうちに打て、ですね。