tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

ブルクミュラー「優雅な人」

この曲はリズムが特殊な印象です。
小さな子には馴染みのない32分音符が出てきます。

4分音符=8分音符が2つ、16分音符だったら4つ、32分音符だったら8つだよ。

と、説明はするけど、多分ピンとこないと思います。それはその年頃なら仕方ないこと。

そして十中八九、8分の6拍子ふうの拍で弾いてきます。
正しいリズムで弾いてくる子は、大抵、親御さんが経験者で練習をきっちり見てくださるご家庭ですね。

でも、間違っていいんです。
何につまづいたのかもう一度説明できるから。

私は半拍ごとに丸で囲んで歌ってやります。
4分の3拍子だから1拍ごとが本来なのですが、半拍ごとの方がわかりやすい。

一度感覚を掴めるとあとは同じリズムです、大丈夫!

仕上げは、拍を意識するあまりロボットみたいな演奏にならないように優雅に弾きましょうね。

ダ・カーポから戻るときは、さあ、はじめに戻るゾ!と、張り切らないように。
だんだん弱くだんだん遅くの延長上に、はじめのメロディーがやってくるのですから、元気いっぱいの音ではないですよね?

どんな音がしっくりくるかな。考えて弾いてくださいね。