tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

ショパン「ピアノ協奏曲第2番op.21第1楽章」

先日からのピアノコンチェルト祭りの一環で、今日は、コンチェルトの2番1楽章の初見に挑戦しました。

今年はショパンコンクールイヤーで、また秋が楽しみなのですが、
前回のショパコンのファイナル(←ショパンの1番か2番のコンチェルトを選んで弾く)でもそう、1番と2番では1番の方が弾かれる頻度が多いです。
それは何故か、理由が今日わかりました。

単純に、2番の方が難解。1番の方がキャッチー。

右が声部に分かれたり、とにかく弾きにくいです。初見で楽しもうなんて考えが甘かった、、
1番のようにわかりやすく歌いやすいって感じでもないのです。
いい曲だけど玄人好みな。

でも、151小節めからの右16分音符なんか身悶えるほど素敵なんですよ。

一方、225小節めからの、メロディーらしいところもなく、ひたすら難しいパッセージを延々弾かなくてはならない、など
苦労の割りにご褒美的なメロディアスな要素が少なく、弾けるようになるまでがしんどいなあと思いました。

多分、弾けば弾くほど味が出てくるスルメタイプの曲と見た!
ある種のストイックな人向き。

オケとの関わりは、1番1楽章と類似する面があるなあと思いました。

これは弾いて楽しむというより、演奏を聴きながら楽譜をめくる用にしたいと思います、、
時間をかけて勉強すべき曲で、遊び弾きして楽しむ曲ではないと思い知りました。