tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

2月の曲

今日はチャイコフスキー作曲「四季op.37a」より2月「謝肉祭」をご紹介したいと思います。

まず、作品番号のop.37aのaとは何ぞや、という話なのですが、
同じくop.37にピアノソナタがあるので、それと区別するための「a」だそうです。

さて謝肉祭、ロシア正教の人たちにとって、厳しい冬を乗り越える楽しみの一つでありました。
謝肉祭が近づく喜びをあらわしたヴィアゼムスキーの詩を標題としています。

「賑やかなお祭り たくさんのご馳走がお出ましになるぞ」

冒頭から謝肉祭の賑わい、楽しさが伝わってきます。
謝肉祭を知らない日本人の私には、シューマンの「謝肉祭op.9」や「ウィーンの謝肉祭の道化op.26」に共通する曲調からワクワクを想像します。

終始、明るい!
気分が上がります。
音高が上がったり、かと思ったら急降下、ジェットコースターに乗っているかのような高揚感と興奮があらわされてます。
謝肉祭を体験したことのない私ですが、曲を聴いただけで、それはそれはみんなを笑顔にするお祭りであるに違いないと納得です。

はっちゃけたいとき、気分を盛りたててくれる曲です。