tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

音と色の関係 「おんぷカード」

心理学用語に共感覚(シナスタジア)という言葉があります。音に色を感じたり、形に味を感じたりという特殊な感覚です。
著名な作曲家では、スクリャービンリムスキー=コルサコフも音に色を感じていたそうです。

私は、特に音に色を感じることはありませんが、音符を色を使って覚える、という面で、教具として、くおん出版の「おんぷカード」を使っています。(古いものなので今はリニューアルしているかも)

表に五線の音符が書かれており、裏に色と絵で「ど」などと描かれています。
ど=黄色(どんぐり)、れ=オレンジ色(レモン)、み=赤(みかん)、ふぁ=ピンク(ファイト)、そ=青(ソフトクリーム)、ら=緑(ライオン)、し=黄緑(しか)、といった感じです。

ひらがながまだ上手に書けない幼児さんには、五線ノートにランダムに書いた音符を上記の色で塗るおけいこをしたりします。
こういった手法は、古くは、たなかすみこさんの「いろおんぷ」などがありますね。視覚にも楽しいし、五感を使ってイメージで覚えるので覚えやすいと思います。

このカードの使い方の一例として、フラッシュカードのように速読みするのもよし、カードを表にして広げ、神経衰弱風に、同じ色を合わせよう的ゲームも楽しいですよ。加線の音を早く読む練習にもなりますね。
手を変え品を変え、レッスンが楽しくなる工夫をしています。