帰りの新幹線で書いています。
フジコヘミングさんのコンサート聴いてきました。
お年を召しているので袖から手をとってもらいながらの登場、ピアノに到着してから明転、板付きからのスタートでした。
前半はシューベルト即興曲から1曲、スカルラッティのソナタ2曲、ショパンのノクターンop.9-2、ショパンエチュードから有名どころ5曲。
ゆっくりめのテンポ設定、ミスタッチ、独自の解釈(音を変えたりリズムを変えたり怖い先生だったら怒られそうなくらい)、彼女の個性なので承知はしていたけど、それにしてもどうしたのかな、と心配になる演奏でした。
途中、ご自身自らマイクをとって昨日まで熱があって力が入らないとのお話でした。
なるほどそういうことだったのですね。
後半はドビュッシー月の光、ラヴェル亡き王女のためのパヴァーヌ、リスト3曲(ハンガリー狂詩曲2番、ため息、ラカンパネラ)、アンコールはトロイメライという構成。
前半と後半で衣装をかえてオシャレなフジコさんらしく素敵でした。
首から下げたネックレス?お守り?クロス?詳細はわかりませんが時折握っていらっしゃいました。演奏の成功を祈っているかのようでした。
ベストの演奏ではなかったかもしれませんがいろいろ感じる演奏でした。