tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

浜松国際ピアノ・フェスティバル2021「ファイナル」

コンサートに行ってきました。
はるばる浜松アクトシティへ。
コンチェルト3曲というなかなかのボリュームのコンサートでした。

曲目とピアニストは順にベートーヴェン4番(小井土文哉)、グリーグ(高木竜馬)、ショパン2番(牛田智大)です。

ベートーヴェンは安定感のあるベートーヴェンらしい演奏、彼はスタインウェイを選んで演奏されていました。
古典っぽい(作品番号的にロマン派に属するのかもしれないけど)響きで好感が持てました。
アンコールは6つのバガテルop.126より5番、涙が出るほど美しい曲。
パッと曲名を思い出せなくて休憩中に思い出してスッキリしました。

グリーグは、シゲルカワイを選択されていました。そのせいもあるのか曲調か音が良く鳴っていました。
グリーグの国際コンクールの受賞歴もあり、彼はグリーグが得意なのではないかな、と感じました。
アンコールはグリーグ叙情小曲集から夏の夕べでした。

ショパンは、ショパコンで聴けなかった念願の牛田くんの2番。
ヤマハのピアノを選択されていました。
特に第2楽章は音のデトックスというべきか、その美しさに心が浄化されました。
隅々まで聴き逃すまいと堪能しました。
アンコールはトロイメライでした。
ショパンでこないのが何か意図があったのかな。出したい音の構成がユニークでその織りなしかたが面白いと思いました。

たまたま隣りになった方と話が弾み、
ピアノが替わったねとか、ショパコンの感想とか、牛田くん公演情報とかおしゃべりが楽しかったです。

若いピアニストのフレッシュなパワーをいただき、また今週も頑張れそうです。