この曲、はじめて聴いたときの衝撃!
ハートを撃ち抜かれました。
なんて甘美で女性的魅力溢れる曲なんだ~!と、一瞬で骨抜きにされました。
小学生だったか中学生だったか、学校のバス旅行の帰りのバスの中で流れていた邦画の挿入曲でした。
映画のタイトルも内容も忘れてしまったのですが、この曲が流れる桜のシーンだけは脳裏に焼き付いています。
「ため息」とありますが、悩み事があってつくため息とは種類が違うんだろうなと思います。
恋人を思ってつく甘いため息なのでは、と思います。
でもでも、優美な旋律とは裏腹に弾くとなると結構ハードなんです。
3段楽譜になっていて、アルペジオを弾きながら旋律を奏でていきますが、構造上、メロディーを右や左で分担しながら弾かなくてはならない。
忙しいったらありゃしない。
それを聴いている人にはなめらかに一本の旋律のように聴こえるように演奏するのです。
とにかく、せわしないから、たまには不用意に大きな音出てしまいそうなのですが、それを水際(鍵盤際?)でコントロールする。
なかなかドMな曲だと思います、、
なんだか白鳥の優雅な見た目とは違って、水面下では激しく足で水をかいているイメージと似てる。
演奏だとフジコヘミングさんが有名かも、です。
いろんなピアニストの演奏を聴き比べてみてください。
皆さんもこの曲を聴いて、ぜひ骨抜きにされてくださいね。