11月ということで子供の情景より第11曲を取り上げて書いていこうと思います。
この曲緩急の付け方が秀逸というか、曲を知らない人が聴くときっとびっくりしますね。
遊び心、いたずら心満載の一曲となっています。
ト長調、4分の2拍子。
ABACABAからなる形式。
最初は静かな穏やか平和的な音楽です。
まさかシューマンがおどかしにかけるなんて思ってもみないです。
ところが急なすごい速さの意味不明の挿入句的B部分。
怖がらせるため抑揚つけるも良し、終わりかたも唐突に。
お化け屋敷をそろそろ歩いていて突然お化けに出くわしたみたい。
私は子ども時代、階段で先を行く妹に前触れもなく急に走って追いかけて、怖がらせた記憶が思い出されます。
シューマンもこんな気持ちだったのかな?
C部分はちょっと感情が高ぶっている感じ。
私は「もう!びっくりしたじゃん!」って怒っているように感じます。
それぞれAで挟むことによって刺激を上手く中和させています。