tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

マッテゾンの調性格について

バッハと同時代に生きたマッテゾンは調にも性格があると記しています。

私は、調からどう感じるかは各個人の自由だと思うので、
それを物差しとして調を語るのはあまり意味がないと考えますが、
面白いのでちょっと紹介したいと思います。

マッテゾンの調性格によると

ハ長調・・荒削りで大胆、喜びを発散するのに適す
ハ短調・・並外れて愛らしい、哀しい、温和
ニ長調・・幾分鋭く頑固、騒動、陽気、好戦的
ニ短調・・信仰深く穏やか、高貴で満ち足りた性格、祈りの心、平安
変ホ長調・・非常に悲愴、深刻に訴えかける
ホ長調・・絶望、死ぬほど辛い悲嘆、恋に溺れてまったく救いのない状態
ホ短調・・深く沈み考え込む、重く悲しい気分
ヘ長調・・世界で最も美しい感情を表現する、洗練をきわめる
ヘ短調・・穏やかで平静、深く重苦しい
嬰ヘ短調・・ひどい憂鬱、悩ましげに恋に夢中になっている感じ
ト長調・・人を惹き付け雄弁に語る、輝き、真面目、活発
ト短調・・最も美しい調性、優美、心地よい、満足
イ長調・・非常に攻撃的、嘆き悲しむ
イ短調・・少し嘆く、品位がある、落ち着き
変ロ長調・・非常に気晴らしに富む、華やかさと控えめさを併せ持つ
ロ長調・・敵対的で硬質、不快、絶望感
ロ短調・・奇怪、不快、憂鬱

だそうです。

あまりにも主観的で賛同できないなあと思いますが、、
長調が明るく短調が暗いってわけでないところが面白いですね。
皆さんはどう思われましたか?