なんだか近年、とかく生きにくくなって、日本の将来、子どもたちの住み良い未来をいつも心配しています。
パブロ・カザルス(チェロの神様ともよばれる)の言葉を借りて、元気のない子どもたち若者たちへメッセージを贈りたいと思います。
(カザルスの言葉より)
子どもたち一人ひとりに言わねばならない
君はなんであるか知っているか
君は脅威なのだ 二人といない存在なのだ
世界中どこをさがしたって君にそっくりな子はいない
過ぎさった何百万年の昔から
君と同じ子はいたことがないのだ
ほら君のからだを見てごらん
実に不思議ではないか
足、腕、器用に動く指、君のからだの動き方!
君はシェイクスピア、ミケランジェロ、
ベートーヴェンのような人物になれるのだ
どんな人にもなれるのだ
そうだ、君は奇跡なのだ
だから大人になったとき、君と同じように奇跡である他人を
傷つけることができるだろうか
君たちは互いに大切にしあいなさい
君たちーわれも皆ー世界を、
子どもたちが住むにふさわしい場所にするために
働かなければならないのだ
私たち大人が、次の世代へスムースにバトンタッチできるように、
または、昔習った「ゆずり葉」の詩のように、
まだもう少しやらねばならないことがあるな、と思います。
自分だけ逃げ切ればいいや、の考え方の大人が少しでも減ればいいな、と思います。