tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

パブロ・カザルスの言葉のギフト

なんだか近年、とかく生きにくくなって、日本の将来、子どもたちの住み良い未来をいつも心配しています。

パブロ・カザルス(チェロの神様ともよばれる)の言葉を借りて、元気のない子どもたち若者たちへメッセージを贈りたいと思います。

(カザルスの言葉より)

子どもたち一人ひとりに言わねばならない
君はなんであるか知っているか
君は脅威なのだ 二人といない存在なのだ
世界中どこをさがしたって君にそっくりな子はいない
過ぎさった何百万年の昔から
君と同じ子はいたことがないのだ

ほら君のからだを見てごらん
実に不思議ではないか
足、腕、器用に動く指、君のからだの動き方!
君はシェイクスピアミケランジェロ
ベートーヴェンのような人物になれるのだ
どんな人にもなれるのだ

そうだ、君は奇跡なのだ
だから大人になったとき、君と同じように奇跡である他人を
傷つけることができるだろうか
君たちは互いに大切にしあいなさい
君たちーわれも皆ー世界を、
子どもたちが住むにふさわしい場所にするために
働かなければならないのだ


私たち大人が、次の世代へスムースにバトンタッチできるように、
または、昔習った「ゆずり葉」の詩のように、
まだもう少しやらねばならないことがあるな、と思います。

自分だけ逃げ切ればいいや、の考え方の大人が少しでも減ればいいな、と思います。