2月になりましたね。
今日は最近読んだ本についてです。
表題の「終止符のない人生」はご存知ショパンコンクール二位の反田恭平さんの著書です。年始めから同じく四位の小林愛実さんとのご結婚で話題を集めました。
一言で言うと
反田さんの生い立ちからショパンコンクールまでの道のり、これからの展望(野望?)取り巻く天才ピアニストの友人など、出し惜しみなく反田恭平という人物をぎっしり詰めこんだ本です。
彼のすごいところはピアノだけに留まらないところ。多角的に大きく将来を見据えている異端児革命児であること。
そして夢を夢見て語っているだけでなく、実行力がある。目標が明確だから行動に無駄がなく、ハッキリ自分を持っているから求心力があり味方を作るのが上手い。
そして何より驚くことに実現のスピードが超早い!
本を出して自分の計画を明らかにしたことで彼に賛同する仲間も集めやすいのではないかな。
行動の1つ1つが次への布石として成立しているのが高速具現化の大きな理由なのではないだろうか。
日本の、時の流れが止まっているかのような保守的クラシック界を大きく変えてくれそうです。
詳しくはネタバレになるので書きませんが、ピアノ関係者必読、面白く一気に読めると思います。
彼と同世代かそのあとの世代に生きたかったな。出過ぎたり生意気したら潰されていた時代を過ごした私にとっては羨ましいです。
齢五十歳、イノベーションを起こすにはちょっと董が立ち過ぎてしまった、、