tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

流動性知能と結晶性知能

キャッテルによる考えです。

流動性知能とは、
新しい場面への適応に必要な能力をさし、
具体的には推論する力、思考力、暗記力、計算力など、集中力も挙げられます。

新しいことを定着させるための知能といえ、年齢と共に低下します。
ピークは10代後半から20代前半くらい。

一方、結晶性知能とは、
専門的な知識、日常の習慣、趣味の方法や手順などをさし、過去に得た経験が知能の土台であるため、加齢の影響を受けにくいとされています。

一説には結晶性知能はピークは60歳くらい、80歳ごろまでは、緩やかな低下ほどしかしないと言われています。

しかも、流動性知能、結晶性知能どちらも、訓練次第で維持や低下しにくくすることができるそうです。

と、結晶性知能が80歳まで衰えないと思えば
年齢のせいにして悲観したりせず、まだまだやれる気がしてきませんか?

「人は歩みを止めたときに、挑戦をあきらめたときに、年老いていくのだと思います」

アントニオ猪木さんの言葉ですね。
守りに入りすぎないよう、心に留めておきたいと思います。