見出しのロシアを代表する4大バレエ劇場の競演を鑑賞してきました。
バレエはオペラと同じく、総合芸術の1つです。
第1部が「レ・シルフィード」、ショパンの楽曲をグラズノフが編曲したものです。
森の妖精たち(シルフィード)が詩人と月明かりの下で踊り明かすというあらすじだそうです。
軍隊ポロネーズで幕が開き、プレリュード7番、ワルツop.64―2、華麗なる大円舞曲など、お馴染みのショパンの作品で構成されていました。
オーケストレーションもショパンの世界観を活かしてあり、生のオケで聴きたかったなと思いました。
ついつい、音楽寄りで鑑賞してしまいます。
第2部は有名なバレエ作品のハイライトでした。「くるみ割り人形」、「エスメラルダ」、「海賊」、「白鳥の湖」、「ドン・キホーテ」より。
どれも優雅で素晴らしく、目の保養になりました。
しなやかな身のこなし、音楽にガツガツ合わせていこうという感じでもないのに、美しく調和しているんですよね。
また、ずっと爪先立ちなのに表情には大変さを微塵も感じさせない、プロってすごいな、と思いました。
完全に素人の感想でお恥ずかしいですが、素直にそう思いました。
バレエに関して門外漢ながら、すっかり魅せられてしまい、とても豊かな気持ちで帰途につくことができました。