tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

ギロック「エチュード」

「こどものためのアルバム」より。三度ってなんでこんなに難しいんだろう。初めてぶつかる三度の壁がこの曲です。バイエルやブルクミュラーなどにも三度は出てくるのだけれど、その比 じゃない。エチュードだからね、テンポが速いんです。指の独立と脱力が出…

西洋音楽史を学ぶ 9「バロック時代における器楽ジャンルの確立」

今期受講中の西洋音楽史、今日もまとめていきます。今日は第9回。バロック時代の器楽において、舞曲、声楽由来の実践から発展していく。記譜による任意性の制限の一方制約下の即興も重要。組曲の調による統一性。舞曲の対照性としての拍子の変更→トリプラ(…

オタマトーンで弾いてみた~自作曲「陽だまり」

著作権もなんのその、既成がダメなら作ってしまえばいいじゃない!とのことで日々深まっていくオタマトーン愛を自作曲で表現してみました。今回は花を題材にしました。時期外れになってしまいますが、陽だまりに咲く満開のユキヤナギをイメージして作りまし…

書籍「カプースチン ピアノ音楽の新たな扉を開く」

今日は最近読んだ本の紹介です。 といっても出版されたのは2018年。 著者は川上昌裕さん、東京音大の准教授で辻井伸行さんの師としても有名ですね。と言いつつも、本の著者紹介のところでどこかでお見かけした方だなあと思ったのですが私も気づかなかったの…

ハチャトリアン「ブランコにのった豹」

ハチャトリアンはソビエトの作曲家、この曲が入っている曲集は1964~65年に作曲されています。私が持っている全音楽譜の解説には、「8分の6拍子の大変動きのある楽しい曲です。青空に届きそうなブランコの揺れを想像してみてください。」とあります。豹がブ…

西洋音楽史を学ぶ 8「バロック時代の声楽における歌詞と音楽」

ただいま受講中の西洋音楽史、より学びを深めるため、こちらでまとめさせていただいています。今日は第8回。新しい声楽様式の誕生からバロック時代が始まることになった。バロック=17世紀~18世紀前半を指す。 バロックの語源=ポルトガル語バロッコの「い…

無料で申し訳ない気持ち

實川風(じつかわかおる)さんのコンサートへ行ってきました。 實川さんは東京芸大を首席で卒業され、ロンティボー国際コンクールでは3位に入賞される実力派若手ピアニスト。その方の演奏をですよ、キャパ30人で無料でコンサート聴かしていただけるなんて!…