高校1年生のときに弾きました。
シューマンの記念すべき作品番号1の曲。
シューマンは言葉遊びが好きだったのでテーマはABEGGのA=ラ、B=♭シ、E=ミ、G=ソ、G=ソという音列で始まります。
変奏曲だけど各バリエーションの独自性が強く(?)、あまり変奏曲っぽくないです。
架空の伯爵令嬢アベッグさんに宛てて作られたこの曲、
テーマと4つの変奏曲と幻想的な終曲で構成されています。
作品番号1からシューマンらしさが爆発している!
習作ちっくに捉えられることもあるけど私は良くできていると思います。
色んな要素が入っていて勉強になります。
彼の個性が出ていて、アイデアに溢れています。
特筆すべきは終曲のラスト、
クライマックスフォルテッシモのあと、コーダのテーマに入る前のクールダウンの箇所。
和音から一音一音、音を抜いていく手法。
こんなの、それまでの作曲家がやったことがありますか??
でも、ぶっちゃけ、これ地味で、聴衆受けが良いわけではない、、
一般的に定着しなかったのはそんな理由かしらん??
もっとも作品番号2のパピヨンでも使われていますが。
ところで、この曲大体7分の演奏時間なのですが、高校生当時、とあるオーディションで演奏しまして制限時間(7分)ギリギリで冷や汗かいた覚えがあります。
あとで録音したものの時間をはかったら6分55秒とかだった!
(ちょっとでもミスったらアウトでしたね、、)